はじめに
元々、Raspberry Pi OSを使っていたのですが、数あるLinuxの中でも人気のあるUbuntuのデスクトップ版に興味があったので、今回は家に余っていたラズパイ4Bの8GBモデルに入れて、OSがどんな感じなのかの確認と、Ubuntuの動作に耐えられるのかテストしてみることにしました!
検証環境
- ハード:Raspberry Pi 4B ( メモリ8GB )
- OS:Ubuntu Desktop LTS
- ストレージ:MicroSDカード
わかったこと
最初はどんな感じになるか期待に胸を膨らませていました。しかし、いざ起動してみると期待は見るも無惨に打ち砕かれてしまいました…。
すべては一言で片付けられます!!
『 重過ぎる!!! 』
Ubuntu Desktopを起動してすぐに悟りました…。「 これは常用出来ない…! 」
どのくらいかというと…
- ブラウザの起動に時間がかかる
- YouTubeの再生がカクつく
- ウィンドウを動かすのも遅延する
- 設定画面を開いたり変更するにも時間がかかる
インストールが終わったと思ったら画面に映し出されたのは想像を絶する『 もっさり 』感でした。
まず、マウスカーソルの動きが怪しい。 スッと動かしたはずなのに、画面上のカーソルは一瞬遅れて、後を追ってきます。この時点で嫌な予感がしました…。
そして極めつけはブラウザの起動です。アイコンを叩いてから、実際にページが表示されるまで、ただ画面を見つめて待つしかありません。ようやく開いたと思っても、何かするたびに画面がカクつきます。( これじゃあYouTubeも使えない…! )
元々使っていたRaspberry Pi OSは起動速度が早かったり、そこそこ快適に使えていたのでUbuntuに変わってもベースはLinuxだし、Windowsと比べたら比較的軽量なので大丈夫だろうと考えていました。おまけにメモリは8GBも積んでいたので油断しきっていました…。
しかし、実際に使ってみると今回の環境では常用出来るようなレベルで使えるものではありませんでした。
( でもUbuntu Desktopを触れたので嬉しかったですけどね! )
原因と対策
原因:GUIのDesktopはラズパイのCPU性能に対して重すぎる( パワーが足りない… )
一般的なPCならなんてことない処理ですが、省電力設計のラズパイのCPUにとっては、OSを動かすだけで一定のパワーを強いられているような状態です。メモリは余裕があるのに、作業をするCPUが限界に…。これが今回のもっさり感の正体だと考えています。
もう一つの原因:microSDカードのボトルネック
そして忘れてはいけないのが、データの読み書きを行うmicroSDカードです。 UbuntuはPCでの運用を想定しているため、SDカードに対して頻繁にアクセスを行います。どれだけメモリを積んでいても、データの出入り口であるSDカードが低速なままでは、OS全体のパフォーマンスは上がりません。
対策案:
- 軽量なOSを選択する
- デスクトップ版ではなく、サーバー版のCUIで運用する
- 大人しくRaspberry Pi OSを使う
さいごに
今回の検証を通じて痛感したのは、『 メモリ8GBという数字を過信しすぎていた 』ということです。
恥ずかしながら、「メモリさえあれば、とりあえず力技で動かせるはずだ!」という油断があったのは間違いありません…。
僕の頭の中から『 CPU性能 』や『 ストレージの転送速度 』といった重要な要素が、まるっと抜け落ちていて「Linuxなら軽いだろうし、ブラウジングしながらDiscordを動かして…」なんて考えていました。
今回はあくまで確認とテストのためのインストールだったので、問題ありませんでしたが、ラズパイでデスクトップ環境を使用するなら、やっぱり大人しく『 Raspberry Pi OS 』を使うべき。 これが、今回の教訓です。
とはいえ、憧れのUbuntuの画面をラズパイで拝めたのは良い経験でした。今回使用したラズパイは、近いうちにOSを入れ替えて別のことに使おうかと思います!
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
次は何をいじくり回しましょうか?お楽しみに!

コメント